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春一番に退けられる。

2月の3連休2日目、引き続き伯耆大山へ。今日も大山ブルーに覆われた空模様でしたが、強風予報。スキー場リフトが運休。閑散とした大山寺といつもと違う南風、嫌な予感。

朝の大山寺は10℃。2月とは思えない空気。見上げる空も山頂部も雲が少なく、風の様子は分からない。いつもは北の空見ればいいけど、風は山の向こうから吹くので雲の様子も分からない。

↓日本海はスカッパレ

登山道は、前日の大勢の登山客のおかげで、しっかり踏み固められていたので早めにアイゼン装着。ゆっくりと樹林帯を登って行きながら、上空では風の音が鳴り響いていました。早々と下山する人達も多く、嫌な予感。

5合目でレイヤリングを整えてから、森林限界を超え避難小屋へ上がると、南風をもろに受け始めます。8合目辺りから頂上台地に上がるコーナーで風向きが変わると、直撃度が増します。

↓耐風姿勢

雲も流れてきて、時折視界も悪くなりますが、南風なので寒さはありません。それでも常時20m/sくらいの風が強弱を繰り返します。瞬間的に体が持ち上がりそうになる。耐風姿勢で堪えながら、じわりじわりと進んでいきました。

頂上台地は遮るものがなく、支えはスパイクとアイゼン。風の強まる間隔が短くなり、止まって待つ時間が増えてくる。午後から風が強まることを考えると、ここが限界でした。踵を返して下山へ。

下山と言っても、風が無くなるわけではなく、逆に追い風になるので更に危ない。風が弱まる合間を待ちながらの下降。見渡す景色は最高なんですけどね。

冬の大山は随分と登り込んできたつもりでしたが、稀に見る風でした。頑張れば行けたかもと思いましたが、確証バイアスは危険です。下山後に春一番と知り、納得。みんなで下山できて何よりです。ありがとうございました。

 
 
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