四国山地の東部に位置する、剣山と三嶺を結ぶ美しい稜線。
緑色の稜線は景観・歩き応えともに素晴らしい、西日本を代表する人気ルートです。
週末の天気予報は晴れ。テント泊装備を担いで、こんな景色を楽しみに行ってきました。
↑美しい次郎岌への稜線(2022年10月撮影)
1日目は、名頃から入山して三嶺を踏んで白髪避難小屋へ。
昼過ぎに到着した三嶺の山頂は、すでにガスに包まれていました。
上空には厚い雲が掛かり、
下界から雲がドンドン沸き上がってきます。
気温は高く20℃は超えていましたが、風が強かったので休憩すると汗冷えします。
良いペースで白髪避難小屋に到着。
風光明媚なテント場ですが、ずっとガスに包まれたまま。時折小雨が降ったり止んだり。
2日目の朝は、下の写真のようにモルゲンロートに染まる三嶺を期待していましたが、ガスの中。
↑天気が良ければ、最高のテント場(2022年10月撮影)
天気は回復傾向と信じて、日の出前の真っ白・真っ暗なテント場から剣山に向けて出発。
西の空は少しづつ明るくなり、ご来光の期待を持ちつつ歩き続けました。
が、
残念ながら雲はどんどん厚くなり、
小雨が降ったり止んだり。
絶望的に天気が悪くなっていく…
山景も薄っすらとしか見えない。
足元の笹は雨に濡れて、靴の中まで浸水する始末。
それでも、濡れた水墨画のような景観と笹藪の脇に咲く小さな花に癒されます。
次郎岌から少しずつ登山者が増えて、剣山の山頂は別世界の観光地。老若男女の登山者で賑わっていました。
少し浮いた感のある大きいザックを背負って、大勢の人を避けながら見ノ越まで下山しました。
天気には恵まれませんでしたが、登山は計画通りに終了できたので良かったです。これも登山の醍醐味ですね。
そして、下山すると晴れてくる… 登山あるある確率論。
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