大好きな四国の山。1泊2日で赤石山系、西赤石山1625mから東赤石山1710mへ。
スタートの別子銅山の東平(とうなる)には、山中にレンガ造りの建物や苔生した石積みが点在しており、その遺構や雰囲気がマッチして、東洋のマチュピチュと称される観光エリアです。
↓東平から新居浜市街地と瀬戸内海
銅山ヒュッテは幕営のみで、宿泊できません。水場とトイレは無料。お世辞にも快適なテント場とは言えませんが、数千円取られる昨今のテン場と比べて、何ら不自由はありません。こんな山小屋があるのも四国登山の魅力です。
↓標高1000mにある銅山ヒュッテ
↓銅山ヒュッテから望む、瀬戸の夕暮れ
翌朝は早立ちして稜線で日の出を迎えました。進む東の空は朝焼けに染まり、振り返って西には石鎚山系の山々が良く見えました。西赤石山から物住頭1634mまでは、のんびり尾根歩き。
↓最奥に石鎚山1982m、瓶ヶ森1896mや笹ヶ峰1859mが見える
四国と言えば笹尾根の印象が強いですが、赤石山系は岩稜尾根です。前赤石山1677mから八巻山1698m、東赤石山1710mへ続く稜線は、赤みを帯びたかんらん岩が急峻なリッジを形成しています。素晴らしい景観です。
↓前赤石山1677m
マーキングも少なく、ルートを選べば強度を変える事ができます。実力に応じて楽しさ2割増しです。
↓八巻山1698m 夏の空が気持ち良い
人の手が多く入っていない山は、登山者に考える事を与えてくれます。そういう意味で、四国の山が大好きですし、登山力が高まリます。
↓前赤石山のトラバースから、物住頭と西赤石山(左)
帰路はトラバース道を使って時短しました。気が抜けない箇所もあるので、結構疲れます。銅山ヒュッテに戻って、荷物を整えて下山しました。天気に恵まれて、岩稜、縦走、ツェルト泊とどっぷり山に浸った四国の2日間でした。
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