広島市安佐北区にある白木山899m。
どこにでもある里山ですが、地元では際立って人気です。市街地から近く、JR白木山駅から登山口まで徒歩5分程。
アクセスの良さもありますが、人気の理由は標高差±800mを有する山体にあります。
↓白木山山頂から南の空
東西に長い稜線を持つ山塊の大きさも魅力です。初夏の良い風が吹く中、山塊の端から端まで歩いてきました。
上三田・住吉神社から入山して、主稜線を辿って登り白木山を踏んで、根谷川まで下る約17㎞の縦走路です。
↓景色のない木漏れ日の道
主稜線の尾根を西へ西へと歩きます。テープも所々に見られます。時折、かなりの急登が数か所ありますが、概ね快適な自然道が続きます。樹林帯なので、景色が全くないのが残念ですが、暑さからは逃れる事ができます。
↓白木山山頂から北の空
スタートから登り続けて約9㎞で白木山山頂に至ります。山頂は広い展望広場。瀬戸内海から芸北の山々が見渡せました。ここから根谷川登山口まで約7㎞の下り。縦走ですが、前半が登り、後半は下りと登降がハッキリしています。
後半の下りは退屈な林道歩きがありますが、途中に展望もあるので気持ちが上がります。下り続けるので、心肺負荷は少なくなりますが、太腿への負荷が大きくなります。前半に頑張り過ぎると、下りで膝にきます。
↓太田川から市街地と瀬戸内海、安芸の宮島
足並みの揃ったメンバーで、予定より早く下山することができました。やっぱり長い距離を歩くには、体力より体調ですね。体の調子を整えながら歩くことが重要です。筋持久力を知るバロメーターとしても最適な山です。
若かりし頃、色々な負荷をかけながら何百回と駆け登ったホームマウンテン。憂鬱な気持で登山口へ向かっていた記憶が思い出されました。久しぶりでしたが、また新しい経験を積む事ができました。