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魅惑の怪峰 烏ヶ山

yoshidaguide

山陰のマッターホル、烏ヶ山(からすがせん)1448m。中国山地で3番目に高い山です。

伯耆大山の裏にあり、積雪期の登山者は多くはありませんが、その山容は中国山地では際立って魅惑的です。

雪量により難易度が大きく変わるので、タイミングが難しい山です。

この日は、気温も高くて麓の鏡ヶ成で6℃。午後から雨予報でしたが朝は空気が澄んでいました。

トレースを辿って稜線まで黙々と登っていきますが、雪はザラメで沈んでいました。踏み抜き多くて歩きにくい。










↓主稜線・背後に日本海が広がる

↓北に矢筈ヶ山と甲ヶ山

稜線に出ると、威圧感たっぷりに烏ヶ山が出迎えてくれます。山頂の黒いドームは見るからに怪しげです。

稜線を辿り、急な雪面手前でアイゼンを装着してピッケルに持ち替え、最後の細い尾根を詰めていきます。

最後はズボズボのリッジを踏み抜きながら、灌木を縫うように山頂に着きました。

風もなく、温かで穏やかな山頂でゆっくりできました。

すれ違いが難しい直下のコルは、前後のパーティーの通過を待ってから登降しました。

雪が多いと怖いリッジも、今回は特に危ない場所もありませんでした。

下山にかかると、北側からガスが湧いてきて、天気予報通り小雨がパラパラと降ってきました。

下りも時々踏み抜きながら、早い時間に登山口へ戻りました。

今回はラッセルもなく、トレースを使わせてもらったので快適でした。美しい山容は魅惑的ですね。

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