1月末、広島市佐伯区湯来にある東郷山977mへ。
1000mに満たない里山ですが、山裾が大きく独立峰のようなどっしりとした男前な山です。
寒波が去って冬型は緩みましたが、思っていた以上に雪が残っていました。
↓滑床の美渓・伏谷川。

課題はルートファインディング。東郷山は小さな谷筋が多く複雑な地形ですが、独立峰のような山体なので山頂へ至る尾根を見つける事がポイントです。地形図を広げて最適ルートを探します。スタートは渡渉から笑


落ち葉の上に薄っすら雪が積もって滑りやすいので足元はチェーンアイゼン。
渡渉から始まり、顕著な尾根に取り付きます。短いですが強度の高いアプローチ。
↓鉄塔は現在地確認のポイント

尾根を突き詰めて稜線に出たら、雪がチラチラ。その結晶が気温の低下を表しています。


ランチタイムはツェルトの中で休みました。寒いと疎かになる水分エネルギー補給は、いつも以上に大事にします。
良いルート選択で最後の笹藪を頑張って直登して頂上に出ました。

↓東郷山977m。登山道脇で30~50㎝の積雪でした。

帰路は一般道をサクサク歩いて下山しました。最後までチェーンアイゼンを使用したので、スリップもなく下山できました。何も考えないでも歩ける登山道の有難みを感じます。
↓分かり易い送電線。正面に阿弥陀山。



登山口の滑床でチェーンアイゼンを洗濯して、帰路につきました。
メンバーのコンディションに合わせて、距離を短く強度を高くしたルートが引けたと思います。
思いがけず里山の雪景色を楽むことも出来ました。お疲れ様でした。