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西中国山地の雪山@十方山

yoshidaguide

先週に続き西中国山地。横川を挟んで恐羅漢山の対岸にある十方山・1318mへ。

雄大な山容に、頂上台地から十方を見渡せる展望の山として人気です。広島で3番目に高い山です。

↓低く立ち込める雪雲

この日は寒気の流入はなかったのですが、バッチリの冬型の気圧配置。降雪はなく絶えず北風が吹いている環境。


二軒小屋から十方林道を詰めて山頂を目指すコース。林道は固い残雪が10㎝程あってツボ足でも歩けます。

固い雪面のスリップと踏み抜きが嫌なので、林道途中でスノーシューを装着。


林道終了点の獅子ヶ谷登山口から尾根を辿って登っていきます。

この尾根ルートは冬型になると風の影響を受けやすい地形です。

樹林の隙間を縫って吹き込む風が、上空でゴォーゴォーと唸っています。

頂上へ近付くにつれて風を避けるものが無くなってきます。頭上の低い雲がすごいスピードで流れていきます。

↓頂上台地、最高点のピークを越えて本峰へ

↓山頂台地は雪が溜まらない地形

良いタイムで山頂に到着。気温は-6℃くらいでした。十方見渡せるくらいの視界はありましたが、風の影響をもろに受けるので、景色を楽しみながらのランチとはいかず、近くの樹林の影で休みました。

↓早い雲の流れから、時折陽射しが現れます

足並みの揃ったメンバーと天気が好転に向かっていると判断して、丸子頭を経由し下山しました。

緩やかな尾根道は雪が豊富にあり、スノーシュートレッキングの醍醐味を楽しめました。

途中、尾根幅が100m程に広がる箇所があるのでガスが入ると迷いやすい地形でもあります。

逆回りを1人で歩いていた方のトレースがあったので間違えることなく藤本新道から下山できました。


結局、天気は好転することなく雪が降ってきました。天気予報は全く外れましたが、天気予報を鵜呑みにする訳ではないので、想定の範囲内でした。良いルートを良いタイムで歩けて感謝です。

 
吉田太一Facebook
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