登山シーズンの瀬戸内。
クリスマスイブのポカポカ陽気、広島県大竹市にある行者山313mと傘山649mを歩いてきました。
行者山は山頂部に白くて大きな岩壁が目を引きます。その名の通り、急峻な岩場を持つ行場の山です。
↓行者山山頂手前の展望岩から
登山口にある石鎚神社裏から修験道を辿ると3段の鎖場があります。
3段目の鎖場は「えっ!?」っと言うほど危険です。
一般登山道は、急斜面に九十九折で歩きやすく、瀬戸内を背に登る素晴らしいコースです。目の前に宮島の岩船岳、大竹・岩国のコンビナート、周防大島などが見渡せます。海面の反射もあって冬でもポカポカです。
行者山の山頂にたどり着くと北側に西中国山地が広がり、傘山649mが姿を現します。この辺りの山域は露岩した花崗岩の山が多く、どの山も尖っています。玖波槍(ここも展望抜群)を経由して、傘山の登山口へ尾根道を歩きます。
↓傘山
傘山の登山道は谷を馬蹄形にグルっと回るようについています。傘山八景と名付けられた道は、美しい景観と奇岩が点在する変化に富んだ好ルートです。最近の寒波の影響で、登山道の所々に雪が残っていました。
↓天狗の踊り場・奥には広島市街地が見える
↓傘山山頂から北側・手前に三倉岳、奥に羅漢山や吉和冠山が見える
岩稜の荒々しい行者山と緩やかで女性的な傘山、対称的な2つの山を歩く10㎞の周回コース。初心者にも歩きやすい瀬戸内のおススメ三ツ星ルートです。
暑い季節を除けば、秋から春が適期です。