春時雨れの山を彷徨う。
- yoshidaguide
- 4月27日
- 読了時間: 2分
新見市北東部の雄山1153m(おんぜん)。登山道を歩けば何でもない奥山ですが、地形は複雑で山腹に隠れた巨岩を持つ面白い山です。ステップアップを目指すメンバーには難問に挑んでいただきました。
↓ミツマタ

当日は、日本海に寒冷渦が停滞中で西風の冷雨。雨具を着込んでの行動となりました。大佐源流公園から入山ポイントを探しながら林道を歩くのですが、すぐに難問。神社への徒歩道が見つからない、どこ?
↓三穂津姫神社の鳥居

↓参道。階段は埋まってる

朽ち木の鳥居を超えると、真っすぐと切り開かれた急斜面の林間が上へと続き、これが参道?と思いながら上がっていく。階段の面影はなく、普通は気付かない笑 上がり切ると巨岩があり、その下に崩壊した社がありました。
↓崩壊した社の前で作戦会議

現在地が確認できれば、次への行動がスムーズに移れます。ここまでは良かったのですが、課題から外れた別チームと合流するのに手間取ってタイムアップ。途中下山を決めて、新たな課題で立て直すことに。
↓林道が引かれると地形を見落としやすい

登山はチームで情報を共有して行動します。先導して失敗するのも、付いていって失敗するのも、どっちもチームの責任。お互いの意見を言い合える関係性もなかなか難しい。何かあれば、ガイドの責任。
↓葉が茂ると更に難しくなる

天気は回復して陽射しが気分を上げてくれましたが、陥っている状況は難しいまま。結局、時間切れでエスケープ下山することになりました。

何事もチャレンジしないと成長もしないので、失敗もいい経験でした。原因を正しく理解して、正しく改善して、またチャレンジしてほしいですね。山を見ながら人も見ることを忘れずにw 不確定な根拠は複数揃えましょう!