岡山県真庭市にある三坂山。大山参詣の古道(大山道)の1つ横手道の痕跡が残る、古い山です。
山生川沿いには名勝・足尾滝。三坂峠や登山道には茶屋跡や石碑が遺り歴史を感じさせてくれます。
↓岩場からの展望・真庭市街地にかかる雲海
そんな歴史を感じる山ですが、今回の目的は岩トレ。
三坂峠周辺に点在する岩場を楽しんできました。寒冷順化も兼ねて、県北の山奥を選んだのですが、予想外のポカポカ陽気。お陰で岩トレは充実したのですが、残念ながら順化は進みませんでした。
ゲレンデとして整備された岩場ではなく、ボルトやピンはありません。
おそらく花崗岩であろう、岩はボロボロで浮石もあります。安全なルートと支点を見極める目が試される、自然な岩場です。スケールはありませんが、傾斜がゆるいので登山靴での立ち込みや重心移動に良い練習になりました。
初級者から中級者へのステップアップを目指す人にとっては、岩は避けては通れません。
体力があっても、腕力があっても、岩に慣れていないと中々上手く登れません。ロープワークも然り。
コツコツ練習するのが上達の近道ですが、まずは正しい知識や技術を教えてもらう環境に身を置く必要があります。
↓三坂峠にある石碑(嘉永3年と刻まれている)
山の上にある岩は、景色も良く気持ちが良かったです。
南に面した場所なので、夏場の暑い時期は厳しいかもしれませんが、風が吹けば涼しそうです。
周辺には、まだ隠れた岩があるみたいなので再び訪れたいです。