広島の西城町と島根の奥出雲町、県境にある比婆山連峰。
1200m前後の山々が連なる、四季を通して人気の登山エリアです。3月初旬に烏帽子山と比婆山を歩いてきました。
登山拠点である、県民の森公園にあるスキー場は雪不足で営業してない状況。雪を諦めていたところに、寒波到来。
一晩で降り積もった雪は40~50㎝。モフモフサラサラの新雪をスノーシューで楽しみました。
↓毛無山1143m

朝、県民の森公園センターの駐車場には10台程しかありませんでした。週末なのに登山者の姿は疎らでした。
天気は雪、冬型の気圧配置なので北風が冷たかったです。
出雲峠に向けて歩き始めると、毛無山登山口から先はノートレース。新雪を歩けました。
↓ヴァージンスノー

気温が低く雪はサラサラ。
トレースのない雪を歩くほど贅沢で気持ちの良いものはありません。程度によりますが‥
出雲峠から烏帽子山への上りは、冬季限定の尾根ルートを登りました。


この県境尾根から雪が少しずつ深くなります。スノーシューでも膝下くらいまで沈みますが、雪が軽いので楽ちん。
頂上に近付くにつれて、風の影響で吹き溜まりも深くなってきます。


↓烏帽子山1225m。展望なし

残念ながら烏帽子山からの展望はありませんでした。辛うじて比婆山が見える程度。
↓比婆山1264m・御陵

低く垂れ込める雪雲の中、風が冷たいので樹林帯のコルまで下りて休憩。低温下での休憩は大事です。
食べないと体が温まらないですし、エネルギーも枯渇します。
ゆっくりすると体が冷えるので、しっかりと空間を作って食事の時間を大切にします。

静寂な比婆山へは美しい白く珊瑚のようなブナ林が続きます。
時々青空が見え始めました。比婆山からは営業していないスキー場を歩いて下山しました。



誰もいないスキー場をスノーシューで歩く贅沢。もちろん雪はモフモフ。
最後は太陽が出てきてくれて、気持ちのよい登山になりました。寒波のタイミングが絶妙でした。